精神科医からのメッセージ(つづき)


 自殺は、また、家族や親しい人に、生涯にわたり、耐えがたい 悲しみと、深刻な心の傷を残します。
「あのとき、もっと話を聞いてあげればよかった・・・」
「あのとき、仕事に行かずに、側にいてあげればよかった・・・」
「もっと、やさしく接してあげればよかった・・・」
 周りの人は、自分のせいではなかったかと、自分を責め続ける のです。
 亡くなった人に申し訳ないと、映画を見る、旅行に行く、外食 をする、そんなささやかな楽しみさえ、自分に許さない人すらい ます。

 今、死んでしまいたいと思っている、あなた。
あなたが、うつ病に殺されるのではないかと、私たちは心配して います。
 死んでしまう前に、自分に「うつ病の治療」という最後のチャ ンスを与えてあげて下さい。

 決断するのは、それからでも、決して遅くはありません。



(制 作: 社団法人 大阪精神科診療所協会)


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