自殺しようとする人は「死にたい」という思いを直接口にしなく
ても、間接的な方法で事前に周囲にもらしているものです。そのき
ざしともいえるサインを早く見つけることが、自殺を防ぐためには
とても大切です。
このようなサインは、なかなかわからないこもありますが「こ
れまでと何だか違う」という、ちょっとした変化を見逃さないよう
にすることが大事です。
◎
自殺の前兆のサイン
- いつもと違う行動が見られるようになります
- 急にパチンコやギャンブルにのめり込む
- 真面目な人が無断欠勤したりする
- 部屋にひきこもる、口数が極端に減る
- 周囲への関心がなくなる、新聞やテレビを見なくなる
- 食事がおいしくない、食欲が減る
- 深酒が増える、逆にお酒がまずいという
- 性生活が急になくなる
- 身だしなみに気をつかわなくなる
- 一人でいるのを寂しがるようになる
- 急に昔の思い出話を出したりする
- 少しのことで不機嫌になって怒りっぽくなる
- 周囲の音に敏感になる
- 交通事故や軽微なけがが頻繁におこる
- 薬をためこむ
- 包丁や紐を探したり隠し持つ
- 自殺する場所を下見に行く
- 手紙や写真の整理をしたりする
- 大切なものを人にあげたり、整理する
- 急に昔の級友や遠くに住む家族の消息を気にする
(次ページへ続く)
(制 作: 社団法人 大阪精神科診療所協会)
|